本学では2019年度から、成績評価方式「GPA」(Grade Point Average)制度を導入しています。
成績を数値化することで、学習効果を客観的に把握することができます。修得単位数という「量」だけではなく、成績の伸びなど学習状況の「質」を判断できる指標を提供することにより、学生の学習意欲の向上や学習計画などの自己管理に資するとともに、厳格な成績評価を推進することを目的としております。
(評価を受けた授業科目のGP ×その科目の単位数)の合計/評価を受けた科目の単位数の合計
※ GPAの最高値は4.00となります。
S評価が多いとGPAは高くなり、逆にC評価が多くなるとGPAは低くなります。特にD評価があるとGPAに大きな影響があることに注意してください。
上記算出例で、仮に「◇◇学(選択)」がS評価であったら4ポイントが追加されるので、GPA = 20 / 7 = 2.86となります。
いったん履修登録をした選択科目について、指定された履修取消期間内に所定の手続きを行うことで、履修登録を取り消すことができる制度です。この手続きを行わないで自ら履修を放棄した場合は、成績評価は不合格と判定され、「GP:0」としてGPAを下げることになりますので十分注意してください。
成績評価が不合格「D」と判定された科目を翌年度以降に再度履修登録をし、合格となった場合は、再履修により得た成績によりGPAが算定され、不合格の評価を回復することができます。
前期及び後期に学費負担者宛に送付する学業成績記録(成績通知書)には、学期GPAと通算GPAが記載されます。なお単位修得・学業成績証明書は、学生の申出によりGPAを記載しないことができます。
詳しくはこちらの「GPA制度に関するQ&A」をご覧ください。
GPAはGrade Point Averageの略称で、アメリカの大学で導入されている学生の到達度評価方法の一種であり、近年では日本の大学でも導入が進んでいる制度です。授業科目毎の評点を5段階で評価し、上位より4、3、2、1、0 のグレート・ポイント(以下GPという)を付与しその平均を計算したものです。
Sが多く、CやDが少ないとGPAの値が良く(大きく)なります。途中で授業に出席しなくなるなど履修放棄があるとDが増えるため、GPAの値が悪く(小さく)なります。GPAの値を良くするには、履修した科目で常によい評価を得る必要があります。
GPAにより、各学生の学習効果が具体的に示されます。これにより、学生の学習意欲を高めることが期待できます。また、学生は自分に合った履修計画を立てられます。なお、単位修得・学業成績証明書(以下「成績証明書」という)に表示されますので、就職活動等にも活用できます。ただし、学生の申出によりGPAを成績証明書に表示しないこともできます。
平成31年度から導入しています。
GPAには「学期GPA」と「通算GPA」があります。「学期GPA」は、当該学期におけるGPAを算出したものです。「通算GPA」は、入学以来の全期間のGPAを算出したものです。計算式は以下とおりです。
GPA=(当該期間に評価を受けた科目のGP ×その科目の単位数)の合計/当該期間に評価を受けた科目の単位数の合計(小数点第3位を四捨五入)
※ GPAの最高値は4.00となります。
選択科目に限り、別にお知らせする履修取消期間内に履修登録を取り消すことができます。履修取消期間以外での履修登録取り消しは、原則として認められません。
履修登録を取り消し忘れた場合や、取り消したつもりが登録されたままになっていた場合でも、学生間の公平性を確保するため、履修取消期間を過ぎた場合は、履修登録を取り消せません。
履修取り消し手続きをしないで授業に出なかったり、定期試験を受験しなかったりした場合など、履修実態がなくとも履修登録があればGPA算出の対象となります。
このため、成績は「D評価GP:0」となり、当然その結果はGPAの数値に反映されます。学務課から配布される「履修登録結果のお知らせ」で必ず履修状況を確認してださい。
当該年度に「D評価 GP:0」となった科目を、翌年度以降に再度履修登録し「A評価 GP:3」を受けた場合、当該年度の「GP:0」は、翌年度以降に得た「GP:3」に上書きされます。また、通算GPAは上書きされたGPにより計算されます。
すべて「C評価 GP:1」となります。
不正行為により単位を未修得となった科目の成績は、「D評価 GP:0」で算出されます。
学期GPAと通算GPAは成績確定処理後の定められた期日(原則として前期は10月末日、後期は3月末日)に計算されます。
S~Dの5段階の成績評価によって、卒業要件に算入される全ての科目です。ただし、次の科目はGPA算定対象から除外します。
本学と評価基準が異なるため算入しません。
現時点ではそのような利用方法は考えていませんが、学生自身が自己管理を行うことで学修状況が改善されるための指導を行います。
休学又は退学する場合の取扱いは次とおりです。学務課にお問い合わせください。