千歳リハ大 健康コラム

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2017.12.25 更新

「テンションは、ほどほどに」

皆さんは、テンションが下がってやる気が起きなかったり、上がり過ぎてミスしたりといった経験はありませんか? テンションという言葉は、そもそも不安や緊張という意味です。不安や緊張によって覚醒レベルは高まります。つまり、眠っている状態が覚醒レベルの最も低い状態で、極度の緊張が覚醒レベルの最も高い状態ということになります。
覚醒レベルが低くても高くても物事を行う能力(パフォーマンス)は高くなりません。高いパフォーマンスを発揮するためには適度な覚醒レベルが必要です。このことを表したのが、逆U字曲線です。ちょうど“U”の字を逆にしたようなグラフになるため、このように呼ばれています。以下の図のピンク色の部分が適度な覚醒レベルということになります。
適度な覚醒レベルといっても、どの程度なのでしょう? それは求められることによって異なるようです。例えば、強い筋力を発揮する運動や速度を求められる計算ドリルなどは、覚醒レベルがある程度高い方が良いようです。一方、高いスキルを求められる運動や思考力・判断力を求められる文章問題などは、覚醒レベルのやや低い方が良いようです(あくまでも「やや」ですよ)。では両方必要なときには、どうすれば? やはり、ほどほどにということでしょうか。
皆さんも、興奮し過ぎているときは落ち着いて、ぼっとしているときは自分を奮い立たせて、勉強や部活、仕事に頑張っていってくださいね。

図.覚醒レベルとパフォーマンス(イメージ)

 

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