千歳リハ大 健康コラム

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2018.11.13 更新

一夜漬けは効果的?

皆さんは勉強をするとき、こつこつやる方ですか?それともまとめてやる方ですか?

こつこつやることは分散学習、まとめてやることは集中学習といいます。集中学習の代表がいわゆる「一夜漬け」ですね。

では、みなさんは一夜漬けの勉強で覚えたことを思い出すことができるでしょうか?
当たり前ですが、人間は一度覚えたことでも、時間がたてばだんだん忘れていきます。これを示したものにエビングハウスの忘却曲線(図1)があります。

忘却曲線という言葉のため誤解されやすいのですが、これは忘れてしまう量を示したものではありません。同じ内容をもう一度覚えるために必要な時間や回数をどのくらい減らせるか(節約できるか)を表したものです。

例えば、図を見ると、1時間たつと44%になっていますが、これは100覚えたことのうち56を忘れて44になるということではありません。覚えるときに100かかったことが44節約できて56かかるということを示します。1日たつと33%ですから、1時間後にすぐ復習すれば56の努力でよかったのに、1日たつと67の努力が必要ということになります。
つまり、できるだけ時間のたたないうちに覚え直した方が、時間や回数を節約できるということですね。

では、分散学習でこつこつ復習していった場合はどうでしょう?
図2のように、覚えたときは100%に戻りますから、次に復習するときに努力が節約できることになります。

このことから、やはり、集中学習より分散学習の方が効果的と言えるでしょう。

ちなみに、これは「意味のないアルファベットを覚える」という実験の結果です。実際に私たちが覚えようとする知識や出来事には意味がありますので、これほど覚えにくくはないかもしれません。

テストが近い皆さんは、そんなに覚えにくくないことを期待しましょうか。

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