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地域の方を対象に本学で定期的に開催している「健康増進教室」に運営補助として参加している学生からの報告です。
私が千歳リハビリテーション大学を選んだ理由の一つが、健康増進教室でした。今後の医療の観点は、予防に向けられてきており、生活習慣病予防、運動不足の予防などを考えた時に、大事な仕事の一つとなると思いました。
参加するまではどんなことをしているのか、よくわからないままの参加でした。初めての参加の時は、何をお手伝いしたらよいかもわからず、先輩に聞いて動くことしかできませんでした。地域の方と話すこともできませんでした。しかし、参加を重ねるうちに、健康増進教室の流れもわかり、地域の方と話すこともできるようになりました。
理学療法士はコミュニケーション能力が必要となる仕事です。今後も増進教室に参加してコミュニケーション能力を養っていきたいと思います。
見学実習前に、コミュニケーション能力を身につけようと思い、参加したのが始まりでした。最初は緊張してあまり会話ができませんでしたが、今では参加している方の前で準備体操を行うなど、あがり症の克服にもつながっています。
健康増進教室は、座学や演習科目でも得られない実践的な障がい予防リハを体感できる場です。また、定期的に参加している方の評価測定を実施しているため、測定技術の向上と研究分野への意識も高まります。地域貢献のあり方や障がい予防を学べる場ですが、参加を続ける一番の理由は、参加している方と一緒にエクササイズをしながら雑談をしていると、たくさんの笑顔を見られることが、何よりも楽しくて嬉しく感じるからです。
健康増進教室に参加してから地域の方々、特に高齢者の方との関わり方が変化しました。この教室に参加している高齢者のみなさんは元気な方ばかりで、笑顔がとても素敵な方達です。この教室が集会場のような雰囲気なので、リラックスして、ゆっくりした時間が流れています。初参加の時は緊張もしたし、先生方の指示通りに動けるか不安でしたが、参加してくださる高齢者の方達からたくさん声を掛けていただき、緊張が和らぎました。
この健康増進教室に参加してみて、高齢者の方達との関わり方で決定的に変わったことがあります。それは、大学の周辺に住んでいる高齢者の方達に自分からあいさつをするようになったことです。また、アルバイト先でも健康増進教室に参加してくださっている方からあいさつしていただいたり、話しかけていただくことが増えました。そのような点において、僕は健康増進教室に参加してよかったと思っていますし、千リハが率先して行っていることなので、とても誇らしく思います。
これからも健康増進教室に参加し、地域に住む高齢者の方達ともっともっと交流を深め、元気になるのを手助けしたいです。同時に自分自身の知識を深め、将来は自分で教室を開けるように努力していきたいと思っています。
私にとって健康増進教室に参加することは、この大学を選んだ理由の1つでした。高校の頃に介護に関わる機会があり、介護の大変さを身をもって知りました。作業療法士になりたいと思う一方で、介護の負担を減らすために自分にはどんなことができるのか考えていました。そんな時に千歳リハビリテーション大学で健康増進教室を行っていることを知り、この大学で健康増進教室に参加して、高齢者がいつまでも元気でいるにはどのようなことが必要なのか学んでみたいと思いました。
実際に参加してみると、これをやれば必ず健康になるという答えはなく、先生たちも新しい情報を分析しながら日々試行錯誤を繰り返して健康増進に取り組んでいることがわかり、大学と地域の方々で一体となって作り上げている感じがしてとても良い教室だと思いました。
健康増進教室に参加すると、私には学ばなければならないことが数多くあるといつも思います。私は作業療法学専攻なので認知機能の検査を担当することが多いのですが、生徒同士で検査するときには気づかないような質問をいただくことがあります。そんな時は自分の検査に対する知識不足を痛感しますが、それと同時にもっと勉強してきちんと説明したいという意欲も湧いてきます。また、普段の授業では医療の専門用語を使うことが多いので、地域の方々にも癖で使ってしまうこともあるのですが、それではうまく伝わらないので、どのように表現すればわかりやすくかつ的確に説明ができるのか考えながら、検査に取り組んでいます。私はすぐ緊張するのでうまく話せないこともよくあるのですが、地域の方々は本当に気さくで優しいので、いつも皆さんの笑顔に助けられています。